東京生まれ。
2009年 多摩美術大学油画専攻 卒業
2012年 東京藝術大学先端芸術表現専攻 修了
2017-2019年 カルチャースペース「草御殿」を台北で立ち上げ、企画・運営をおこなう。
パフォーマンスアートを主軸に、プロジェクト、ワークショップ、インスタレーションや映像作品の発表をおこなう。社会的・政治的・文化的に受けた影響や現代社会的な課題を独自の視点で捉え、必要な思考や取り組みを作品や活動の中に反映している。主な個展に「My Home, Our Treasure」(2016・台北)、グループ展に「藪を暴く」(2020・TOKAS本郷)、プロジェクトに「東アジア交流計画」(2016・台中)、レジデンスに「Art Action in UK」(2012・ロンドン)などがある。
2020年のアーティスト・イン・レジデンス旭川では、2007年に活動を始動した「ホー娘。」という活動を、当時の結成メンバーであるミス・バンブーとともに主催しておこなった。
コロナ禍のレジデンス期間となったため、人を集めるパフォーマンスなどは実施せず、4回に分けて各回数名の有志とともに活動を実施し、活動記録をここに紹介する。
【 ホー娘。(ホームス / Homus)】
ゴミや不用品から身につけられるアイテムをつくり、それを纏って街で遊ぶ参加型の自称アイドルグループ。2007年に活動を開始し、日本各地でワークショップや展覧会などにも多数参加している。
【 ホー娘。 × 旭川 ~ 街と自然とその狭間で ~ 】
東京で活動を始動した「ホー娘。」は、主に都内の公園や路上といった公共的な空間で遊ぶことを大切に活動してきた。しかし、年々公園や路上ですら気ままに遊ぶことが難しくなってきていることに危機感を覚えている。
北海道・旭川には広大なスペースがあり、公園や路上を「取り戻す」対象としては捉えにくいが、そうした空間で遊ぶことが難しくなっている状況は東京と似ている。コロナ禍においてはなおさら、である。
1972年に作られた買物公園は、当時の市長であった五十嵐広三によって「人間解放のゾーン」というコンセプトのもとに作られた。当時は、車道として活用されていた通りを遊具などをもって占拠し、街を人が交流できる場所へとつくりかえた。ただ消費をする場としてではなく、人が遊ぶことを考慮された一連の変化にホー娘。は共鳴する。
そして、かつてはアイヌモシリと呼ばれ、人間と動物と自然が共存していた北海道の大地。自然もまた公共空間である。路上と自然を切り離さず、地続きに捉えることで、見えてくるものがあるのではないか。「まなざす」と同時に「まなざされる」という感覚を、今回の作品の中で表現した。
【ホー娘。の活動記録 Records of Homus Activities】
// まちなかぶんか小屋 & 買物公園
Machinaka Bunka Goya and Shopping Park //
// 神楽岡公園 Kaguraoka Park//
// 買物公園2 Shopping Street 2//
// VKTR (AIRA’s gallery and residency space) //
Special Thanks
ワークショップ場所の提供:
まちなかぶんか小屋
VKTR
ゴミの提供:
ギャラリープルプル
こども冨貴堂
佐藤青果店